ひぐら誌[遊印放浪記]/望月信幸のパーソナルブログ

2013年7月アーカイブ

子どもたちは夏休み

先週の金曜より小学校が夏休みに入りました。

夏休みに入ったと同時に、お兄ちゃんは連日のサッカー。

おとうとくんは軽い夏風邪をひき、鼻をたらしながらも元気に保育園にいっています。

昨日、一昨日ととても暑かったのですが、今日は朝から雨降が降り涼しいです。

からだも夏の暑さのせいか、寒暖の差のせいか、動きが重いのですが、

今週も、子どもたちの元気をみならって、動きたいと思います。


宗徳寺さんの扁額づくりは、お寺さんと工房を行き来して、

材料と大きさの変更をすることになりました。

土台となる新しい板の磨き加工をし、板に入れる文字ももう一度新しくします。

『韋駄天尊』と最初に書いた文字は篆書体にします。

まだ時間はかかりそうです。


6月に浦安の小さなギャラリーどんぐりころころさんで

出版に先がけて行いました『遊印かるたの原画展』。

こちらの出版が8月に控えております。

7月の半ばには完成とおもっていたのですが、8月にかかりそうです。

初めての事なので、自分なりには十分時間を取ったはずなのですが、ちょっとずれこみそうです。

『遊印かるた』こちらも出来上がりましたら、よろしくおねがいします。


ただいま受けています注文印は、おひとりおひとりのご要望を伺いながら、

納期にむけまして進行中です。

出来上がりをお楽しみに。


懐かしい方からのお便りや、お電話、最近ポツリポツリといただいております。

安曇野に来てからは、浦安にいたころのような全国のデパート行脚を控えてしまったので、

心配してくれるかたもいらっしゃって。

ご心配をおかけしております。

商売繁盛とはなかなかいきませんが、

こうして今日も遊印を通して仕事と向きあえることに感謝しています。


どうぞブログを読んでくれています皆さまも、夏を満喫、そして実りの秋へ!


カメラはどこへいった?

安曇野界隈を移動中

カメラをどこかへ忘れてしまったらしく

先週から

???

と記憶をたどり、

もしや朝日美術館ではないかと電話をしたところ、

「望月さんですね。保管してありますよ。」

との返答がありました。

ちょうど1週間前くらいにでかけたんですが

どうやらそこで作家のあべおさむさんとお話ししていた時に

忘れてしまったようです。

また行きます。

これも何かのご縁のようです。

またカメラが戻ったらブログに写真ものっけます。

韋駄天尊の書のイメージができましたので、

つぎは、そこに入れる印の準備です。

DSCF5060.JPG

書の一番頭に入れる遊印(※関防印)と最後に入れる姓名印と雅号印を考えます。

※関防とは中国の関所のことで、そこを通るときに書類に押した印が始まりのようです。

 きっと書の書き出しの部分が関所のようなところなんですね。

DSCF5061.JPG

その関防印の中に入れる文字は、詩句や熟語です。

今回は、「命在天」 (命は天に在り) 史記より

 を選びました。

楕円で縦長にイメージしてみました。

DSCF5062.JPG

最後に入れる落款は2つにしました。

姓名印と雅号印を入れます。

上の印を望月=満月で「〇」というシンプルな印、

下の印は「瑞風」の文字を角印にしてみました。

書の上に、この印の下書きをを置きながら、全体の雰囲気をしばらく眺めます。

暑い日が今日も続いています。

真冬に比べると温度差が50度もあるんだなと、汗を流しながら

そんなことをふと思いました。

DSCF5054.JPG


扁額づくりも、ケヤキの板をととのえながら、室町時代に制作された『韋駄天尊』が

今ここにこうしてあるのだから、

このあと今制作中の扁額も相当な年数を経るものなのではないかと、気持ちが高まりました。

板はベルトサンダで表面を磨き、そのあとはサンドペーパーを使って手で磨いていきます。

板のまわりの皮が付いている部分は、腐ってしまったところを取り除き、使えそうな部分は

表情をのこしながら、磨きました。

DSCF5056.JPG

長さが約2メートル。

和紙を全体の大きさに合わせて置き、そこにイメージして

文字を書きます。

DSCF5057.JPG

筆に墨がのったら

あとは、筆まかせ。

最初のひと筆が完成のすべてになりますので、

ひと筆入れたら、そのまま筆に任せて書き上げます。

DSCF5059.JPG

こんな感じになりました。

少し眺めて、また日をおいて眺めてみます。

感謝のお便り

暑い日が続いています。

先週、お中元用に、ひとつ遊印をおくりたいということで、ご依頼がありました。

送り主さまから、お相手様のことをよくよく伺いまして、すべてお任せで作ってほしい

ということでした。

一度もお会いしたことがない場合、イメージを膨らませるのは、なかなか大変なこともありますが

、こちらにとっては何よりも嬉しいご依頼でもあります。

すぐにはイメージができなくても、徐々にカタチになってきたりするもんですから、

それを待つ時間もなかなか楽しいもんです。

お相手様には今回作った遊印がどのように受け取ってもらえたかどうか?

なかなか、反応が気になりつつもほとんどの場合がわからないのですが、

先週のお中元用の遊印のお礼の便りが本日とどきました。

DSCF5047.JPG

筆跡、内容からもその気持ちがとどきました。

こういったお礼のたよりに、何度励まされたかわかりません。

しばらくは、仕事机の良く見えるところに置き、よみなおし、よみなおしして

仕事に向かいます。

DSCF5053.JPG

今回の遊印タイトルは

     『笑う門には福きたる』

        さまざまな思いでこの印を贈りました。

※笑福の上の角印は望月刻ではありません。(なかなか見ごたえがあります。)

DSCF3823.JPG

半年前の冬のころ

安曇野市内にあります宗徳寺さんへうかがったときに、

寺内にあります仏様用の扁額をたのまれました。

扁額とは横長の額の事です。

画像は寺内にあります室町時代ごろに制作されたといわれる韋駄天立像です。

DSCF5029.JPG

お寺の裏に、この場所で切られたケヤキの木があるので、もし使えたら使ってほしいと

いうことでしたので、使えそうなものをその中から選定しました。

DSCF5032.JPG

安曇野はすっかり梅雨明けで夏の空と山がどこまでも続いています。

DSCF5034.JPG

ケヤキの板を無事に持ち運び、ガレージ先で板の状態を眺めたりしながら土台作り。

さてどんな風に仕上げましょうか?

仕上がりますでしょうか?

DSCF5036.JPG

ベルトサンダでひと磨き。

美しい木目が現れました。

七夕近し

7月7日。節目がまたひとつ近づいています。

今年前半の予定をナントカ終えた後、この1週間くらいは気力充電に意識を向けていました。

日々気をつけてはいたのですが、思いのほか疲れが出てしまいまして・・・。

緊張とリラックスを平行に使って・・・マラソンランナーのように・・・息の長い・・・

とイメージをして取り組んでいたのですが疲れるときは疲れるのですね。

そしたらよく食べてよく寝る。と

そして只今、気力が戻るのを待っているところです。

遊印の仕事は気を入れる仕事だとよく思うのです。

七夕を過ぎたらまた次の事へむけてゆっくり始めよう。

今週は自室工房の掃除や整理整頓。

もう少しなんとかしたかったのですが、どこから芽が出てくるかわからないので、

混沌感も残したりして・・・。

DSCF5027.JPG

明日の天気はどうかな?

夕方の工房裏の北の空。

浦安のどんぐりさんで受けました注文印も順調に制作がすすんでいます。

今回もいろいろなお題をいただきました。

仕上がった印の感想も聞こえてきて、こちらも嬉しい限りです。

DSCF4992.JPG

ギターの印はどんな人が・・・

『遊びをせんとや生まれけん、戯れせんとやうまれけん』 (梁塵秘抄、後白河法皇編) 平安期

人間は遊ぶために生まれてきた・・・

そんな思いから名づけられた息子さんに

この遊印を。

調べものついでに・・・

『遊びが先にあり、その先に文化が生まれた』  とは、

       オランダの歴史学者『ホモ・ルーデンス(遊ぶ人)』の著者 ヨハン・ホイジンガ

DSCF4997.JPG

アメリカ在住のアーティスト

日本人よりも日本のことをよく知りるロジャーさんは、ご自身の遊印を。

松尾芭蕉の俳句から

『初時雨 猿も小蓑を欲しげなり』

ご自身は申年なので『猿』、アートはご自身の『蓑』。

そこでこの『猿蓑』の遊印ができました。

篆書体もご要望でした。

DSCF4999.JPG

ワタクシも気に入っていた熊さんの遊印は

あの人が選んでくれました。

DSCF5017.JPG

ちょっと大き目の遊印は、お二人の似顔絵が。

浦安で注文を受けた印は、地元安曇野のお隣の大町市にある農場さんへ。

不思議なものです。

DSCF5020.JPG

はいチーズ!

もっくん農場さん、いつも美味しいお米ありがとう!