ひぐら誌[遊印放浪記]/望月信幸のパーソナルブログ

2012年5月アーカイブ

畑と石膏彫り

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昨日は、朝から畑へ出ました。

裏の家族菜園では、野菜が夏に向けてぐんぐん成長しています。

きゅうりの苗も大きくなってつるを伸ばし始めたので、棒を立ててきゅうりネットをかけました。

農家さんや家庭によって育て方は、それぞれですが、我が家の場合はわたくしの父が

経験と勘?で畑をつくっています。それを見ながらお手伝い。

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こちらは、スイカ。

つるが元気よく地面をはい始めました。

小さな花をつけて、その根元には小さなスイカの玉がありました。

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こちらは、かぼちゃです。

大きな黄色い花をつけています。

以前、篆刻の書籍をめくっていると、かぼちゃのヘタに印を刻した作品がありました。

実際はどんなものだろうか?と思っていたので、

今年は、このかぼちゃが収穫されたときに、実は食し、ヘタは作品にしようかと考えています。

何を刻しましょうか?

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こちらは、オクラです。

木はまだ小さいように見えますが、とんがって大きな実が2,3ついていました。

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畑を見守るおおきなどんぐりの木。

葉っぱのみどりが、だいぶ濃くなってきました。

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篆刻。

全日展へ向けての作品づくり。

ご指導いただいています松岡先生が体調をくずされ、一昨日

わたくしを含め生徒5名があつまり緊急会議。

今、進めていますのは、石材に彫った印をさらに拡大し石膏に写し取る工程です。

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写し取った文字を印刀で刻していきます。

石膏は柔らかいので加減しながら。

刻している言葉は「凌雲の志」。

次はこれを拓本にします。

来月中旬頃完成予定です。

おかげさまで、田んぼギャラリー2012安曇野展が無事終了いたしました。

お手伝いは、わたくしの都合で初日のみでしたが

後は、有志のみなさまが交代で田んぼ番をしました。

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新聞社さんやテレビ局さんのご協力もあり、

土日はご来場の方も多かったのではないかと思います。

長野朝日放送さま、市民タイムスさま、信濃毎日新聞さま、中日新聞さま

ありがとうございました。

中日新聞には、わたくしの作品を上のように載せていただきました。

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こちらは、ポスターの原稿です。

地元長野県大町市の松崎和紙工業さまの手すき和紙を使用しました。

1042年から続く和紙やさんで、岩波書店 柳宗悦著 「手仕事の日本」にも

紹介されています。

実際にはA4サイズの原稿をポスターサイズに引き伸ばしていただきました。

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使用した遊印その①

作品の右やや上に押印してあります。

鹿児島産つげの枝を乾燥させ磨いた材を使用しました。

刻んであるものは、甲骨文(中国の殷の時代、今から約3500年前の文字)の「芸」という文字です。

人が木をいじっているカタチを文字化したのだそうです。

芸術の芸はアートという意味合いよりも、木を育てたり木で何かを作ったりすることが、

原点なのだと感心し、今年の路風舎での個展に合わせて作ったものです。

今回の食を考えるポスターにもピッタリだと思い、使用しました。

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使用した遊印②

青田石という石材を使用しました。

一番手に入りやすくお求めやすい石材です。

作品の下方に押印してあります。

刻んであるのは、わたくしの名前「信幸」です。

信の口の中に幸せという字を入れ込んだデザインです。

口の中に入れる幸せ=「食」

来年の元気君かれんだーの原稿用に新たに刻んだ落款を使用しました。

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使用した遊印③

桜の材に大胆に刻みました7センチの大きなおにぎりの遊印です。

ゴロゴロと作品の左側に押印しました。

作品全体は、子供からおじいちゃんおばあちゃんまで、たくさんの方に

メッセージが伝わるように、とにかく分かりやすく制作しました。

たくさんの方に伝わりますように。

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本日より、安曇野市堀金の浅川さんちの田んぼにて、

「ごはん」をテーマにポスター展がはじまりました。

浅川さんは若き農業経営者。(背中を向けて歩いている方。)

私も作品参加し、今日は1日お手伝い。

まずは、手作りのイーゼルを、田んぼに立てます。

曇り空、雨、風模様につき、ポスターがはがれぬようしっかりと固定しながら準備です。

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取材を受ける主催者トドロキデザインの轟さん。

ご自身も農家。そのかたわら、デザイン会社を経営されています。

農業とデザインを考え、両方の視点から今回の田んぼギャラリーは生まれました。

農業や食の大切さを、安曇野から未来に向けて発信します。

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ずらりと今回は37点のポスターが並びました。

この中に私のポスターも。

原稿をポスターサイズに加工していただき、無事展示。

1枚目の田んぼ北に向けて。

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1枚目の田んぼ西へ向けて。

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2枚目の田んぼ北へ向けて。

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2枚目の田んぼ東へ向けて。

途中、風にてポスターが飛ばされそうになりましたが、補修しながら今日1日を終えました。

ポスターの投票もありますので、通りがかりに清き1票を!

最優秀ポスター賞は、浅川さんちのお米1俵?が送られるそうです。

印材とだんごむし

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昨日も今日もお天気がよく、今日も窓から日が差し込んでいます。

昨日は、手元にある印材が減ってきたので、印材づくりを少々。

栃の木とイチイの木をカットしました。

何かまたおもしろいものができますように。

先日から、出会いたいな~と思っていたら目の前に現れました。

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だんごむし君。

そこらへんにいるだろうと探した時にはいないのに。

なんとなく思いながら仕事しているときに、目の前を通りすがってくれました。

つんつんとつっつくと・・・

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はい、いつものポーズ。

じゃ、また。

ひつじ屋個展へ向けて

ここ何日かは個展のテーマを決めてチラシづくりに励んでいました。

今回のタイトルは、『遊印とほっこりひとことメッセージ展』です。

はじめてのチラシづくり。

アナログな1枚です。

1年越しで、今回の会場にて安曇野初お披露目会をいたします。

ご縁でつながった場所なので、なにかあるに違いないと今から楽しみにしています。

いつもお世話になっています浦安のどんぐりころころさんの内装や、

私も使っています額の制作を手掛けている片桐さんが

なんと、安曇野のひつじ屋さんでも内装を手掛けていたのです。

初めて入った時に不思議と同じ香りがしました。

このご縁を大切にがんばります。

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まずは、印の制作です。

材料は、これまた片桐さんから分けていただきました栃の木を

私がカットしたものを使いました。

まずは、ひつじ屋さんにいつも止まっている軽トラを彫りました。大きさ5㎝×8㎝。

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2つめは、やっぱり羊を。

正面から。大きさ2.7㎝×2.2㎝。

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3つ目は自転車。大きさ2.5㎝×3.3㎝

ひつじ屋さんは、JR穂高駅前にて貸自転車もしています。

カフェでゆっくりもしていただけます。

そして、この3種の印を組み合わせて・・・。

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このような感じに仕上がりました。

これを原稿にチラシづくりです。

期間中は、オリジナルの印の受注もいたしますが、

わたくしがいない時間帯もございますので、

また会期が近くなりましたら、お知らせします。

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5月は気候も良い安曇野ですが、寒暖の差や天候もちょいと不安定で、

農家の方々は、天候を読みながら苗を植えたり植えた苗の様子を見にいったりと、

そんな日が続きます。

安曇野では、昨年に続き第2回目の「田んぼギャラリー」が開催されます。

田んぼの中にイーゼルを立ててポスターがずらりと並びます。

テーマは、「ごはん」

農家や食を考える良いきっかけになりそうです。

私も参加させていただくことになり、昨日ポスターの原稿をつくりました。

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大きめの桜の材を使って、まずはおにぎりを彫りました。

おにぎり大好き!

そのあとは、松崎さんの手すき和紙に丁寧におして、

いつものように、ひとことメッセージを添えて。

最後はB1サイズに加工をお願いして、当日の田んぼににてお披露目です。

当日をおたのしみに。

   信州田んぼギャラリー2012

              安曇野展 5月25日(金)~27日(日) 堀金の浅川さんちの田んぼにて

              木島平展 6月1日(金)~3日(日)

                   開催時間  10時~16時

     


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昨日は雨の降る中、車で長野市方面へ。

信濃美術館で堀文子展と東山魁夷展を拝観した後、

長野駅から善光寺まで伸びる中央通りにある従妹が店長をしているお店に立ち寄りました。

ちょうど昨年、わたくしが安曇野に越した時期と時を同じくして、

オープンした「まほうのしずく」というお店。

1階には、タイやネパールなどでつくられた天然素材の雑貨やフェアトレードの物などが、

2階には、ワークショップやギャラリーが展開できるスペースがあったりします。

上の画像は、1年越しに訪れたお店で見つけた絵画です。

神様が亀?に食べられているようなおもしろい絵です。

なにを表しているのかな?

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こちらは、木彫りの印です。

ネパールだったかな?

材質は紫檀のような感じでもあります。

あちらでは、天然の染料をつけて手などにスタンプし模様をつけて

祭事などで使われているようです。

国によって印の使われ方が違って面白いですね。

季節は緑緑と

安曇野は今が一番良い気候かもしれません。

若葉が緑緑と茂り始め、田んぼにも苗が植えられ、草も元気よく風になびいています。

清々として気持ち良い涼風が、雪が残る北アルプスからスーっと肌を撫でていきます。

私が子供のころに比べたら、開発は進みましたが、まだまだ自然いっぱいの安曇野に感謝です!

先人たちの頑固な生き方が反映されているのかもしれません。

近所の方々をみても・・・。

自然を感じながら、先ほど箪笥の移動を終えました。

使いやすい仕事場になるよう少しずつ方付け中。

先週末は、襖の張り替えをしました。

初の試みでしたので、しわがよったり、工程を飛ばしてしまったり。

もうすこしこうすればと思いながらも終わりました。

土日に子供と遊びすぎて腰痛が再発したので、今週はゆっくり始動です。

明日は久しぶりに美術館にでも行こうかと思っています。

連環紐をつくる。

今日の安曇野は、曇り空です。

毎日、草木の生い茂りゆくのを見ては楽しんでいます。

庭のつつじがいっぱいに咲きだしているのも、つくしの後にはスズランが群れて咲きだすのも

見事です。

この4日間、印紐づくりをしていました。

こんな感じで本日、ほぼ完成!

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古いタイプの印章に、このようなものがありました。

連環紐(れんかんちゅう)といい、輪っかが印につながっています。

どうやってつなげたのかな?

と一瞬不思議に思うのですが、最初からつながるように木を削りだしているのです。

木材は何にしようかと、手元にある材を手にとっては眺めながら、

"キングウッド"という材にしました。

これがまたすごく堅い木で・・・・。

ブラジル産で、昔ながらの家具に使われているようです。

その、材質や見栄えから王にふさわしい木ということで

この名前がつけられたそうです。

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ちょうど良いサイズに材をカットし見当をつけて、

ナイフ一丁で削りだします。

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とにかく堅い!

ひたすら削ったのですが一日目はこのぐらい。

先は思ったより長いようです。

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見上げると、庭の柿の木の葉が青々と茂りはじめていました。

今年もいっぱい実がなるかな~。

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連環紐づくり2日目に突入。

なんとなくそれらしい雰囲気になってきました。

水車のようなかたち。

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小刀と彫刻刀を交互に使い分けながら、丸みを出していきます。

なんとなく鎖のようなかたちになってきました。

ここで2日目終了。

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3日目は、輪っかにすべく鎖のような部分にひたすら彫刻刀を入れます。

貫通をうながすために、途中電動のドリルも使いました。

もう少しで輪っかが外れそう。

このあと、見事に輪っかがつながって外れました。

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4日目の今日は、ひたすらサンドペーパーで磨きだし、

天然油をすりこみ、完成。

トップの画像のとうりです。

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つばめくんが、最近ではよく飛んできて、

どこに巣を作ろうか思案中。

よく見ると、先に蜂くんが巣をつくっていました。


ちなみにこの連環紐作りの参考文献は、

         季刊墨スペシャル22
        
            「石印材の楽しみ」 芸術新聞社  本体2524円+税

   です。

作ってみたい方は是非。


足もとみながら天をみる

5月に入りました。

今日の安曇野は雨です。

今日のタイトルは、元気君かれんだーの5月の言葉。

下(現実)ばっかり見ていても、上(理想)ばっかり見ていても・・・

と思いながら書いたんだと思います。

交互に両方をみながら5月もまいりましょう。

ゴールデンウイークに合わせて、印も少し休もうと思ったのですが、

1日休んだら、気になって気になって。

と只今、印紐づくりに励んでいます。

印紐(いんちゅう)とは、印材に彫りつけてある飾り、彫刻のことです。

その昔、印の頂のつまみ部分に穴をあけて、そこに紐(ひも)を通してぶら下げていました。

そこから発展し、装飾やカタチにこだわりはじめ、その分野で名を成す人も現れました。

よく見る石材の飾りには、狛犬、獅子のようなものがありますね。

私もいくつか持っています。

しばらくこの印紐づくりをしているとおもいます。

ちなみに材料は木材です。